地理の扉 地理資料集
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・古代バビロニア バビロンを中心とした地図
・ピタゴラス / アリストテレス 地球球体説の提唱(古代)
・エラトステネス 太陽光の入射角の差を用いて地球の円周をほぼ正確に測定
・プトレマイオス ヨーロッパ中心の世界を、初めて経緯線を用いて表現
・イドリーシー 12世紀、日本のある地図を作成(イスラーム世界なので南北は現在と逆)
・キリスト教徒 地球球体説を否定、円盤説を復活。非科学的なTOマップを作成。
・イタリア人 ポルトラノ海図を作成。羅針盤を使用した、そこそこ正確な地図。航海用で、32本の方位線が放射状に各地から伸びる。
・トスカネリ 地球球体説の提唱
・べハイム 新大陸がないが、世界初の地球儀を制作
・メルカトル 正角円筒図法による比較的正確な世界全図を制作。航海図として用いられた。仮想の南方大陸が描かれる。
・行基 日本最古、最初の全国図を作成、江戸時代まで改訂を重ねつつ用いられる「行基図」。
・伊能忠敬 日本全国の沿岸測量を実施。「大日本沿海輿地全図」を作成。
・正角図:実際の地球上の角度と地図上の角度が等しく表現された地図。
・正距離図・正方位図:方位と距離が正しく表現された地図。
・正積図:面積が正しく表現された地図。
辞書では”地表の諸物体・現象を、一定の約束に従って縮尺し、記号・文字を用いて平面上に表現する図。地形図・海図・行基図など -広辞苑” と解説されている。そういうことであるから地球儀は地図ではない。なお、本稿ではテキストで取り上げられるような代表的な図法のみ紹介した。
別名:正角円筒図法
経緯線が直交するように制作されているため、どの地点でも任意の地点に対しての角度が正しい。ただし、大圏航路は曲線となってしまい直線では表記できない。また、高緯度ほど面積が著しく拡大されて表現されるため、緯度60度の地点で長さは赤道の2倍となる。
※ユニバーサル横メルカトル図法:日本の地形図に採用。若干歪めた円筒に投影した地球のうち、東西3度分(計6度)の範囲を地図化する。
別名:特になし
図の中心と任意の点の距離と方位が正しく表される図法。絶対に図の中心が起点になるように考える必要がある。普通の正距方位図法では周辺部が中心の対蹠点となる(約2万kmを表示)。なお、国際連合の旗は北極を中心に南緯60度まで表示されている。航空図に採用。
別名:サンソン=フラムスチード図法
緯線は平行だが、それぞれの長さを地球儀の縮尺比に合わせた図法。経線は正弦曲線(サインカーブ)を描き、高緯度での歪みは大きくなるが、面積は等しい。低緯度帯の地域図で使われることが多い。
別名:特になし
サンソン図法の歪みを軽減するために開発。楕円曲線を使用する。これも正積。低緯度でも高緯度でも若干歪むが、まとまっている。中緯度地域の地域図で使われることが多い。
別名:ホモロサイン図法
低緯度の歪みの少ないサンソン図法と高緯度での歪みが少ないモルワイデ図法をいい感じ(@40度44分)にくっつけた上で海をぶったぎった図のため、正積図。陸地の歪みは小さいため、分布図に利用される。大陸相互の関係図には不適。
別名:特になし
各一本ずつ基準となる緯線と経線を設定しているため、中心付近は極めて正確であるが、周辺部になるに従って極めて歪みが大きくなる。中縮尺の地方図に適している(西欧か東アジア程度の地域に良い)。ハート状の地球を用い、正積図である。
メルカトル図法の欠点を補うために改良されたが、正角性が失われた。
エケルトが開発した6種類の図法。サンソン図法の改良版。
正積図であり、中心からの方位が正しく、中心から任意の点までの直線が大圏航路を示す。形の歪が小さいが、周辺部では大きいうえ、基本的に半球図。
その他、「ハンメル図法」「平面図法」などと呼ばれるものも存在する。
例外が無いか確認はできていないが、基本的に地図記号は◯の多い方が上位のものを指す。例えば、◯は市町村役場で◎は市役所、文は小中学校で◯+文は高等学校、など。
「ハ+し」で竹林、「ハ+│」で笹地、「V+L」で桑畑。