地理の扉 地理資料集
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もともと工業先進国で生産が盛んだったが、近年は中国が急成長するとともにメキシコ(USMCA(旧NAFTA)域内貿易や南米の経済発展による需要増加)やインド(1991年に経済自由化がなされ、新経済政策がとられる)で生産量が増加している。
参考:世界の自動車系ランキング(国別:2023、メーカー別:2024、輸出入:2017) 単位:千台
生産量(国別) 1.中国(30,161) 2.アメリカ(10,612) 3.日本(8,997) 4.インド(5,852) 5.韓国(4,244) 6.ドイツ(4,109) 7.メキシコ(4,002) 8.スペイン(2,451) 9.ブラジル(2,325) 10.タイ(1,842)
生産量(メーカー別)1.トヨタ(10,820) 2.フォルクスワーゲン・アウディ他(9,030) 3.ヒョンデ・起亜他(7,230+)4.ゼネラルモーターズ・通用五菱他(6,000-) 5.ステランティス(5,400-) 6.BYD(4,270+) 7.ホンダ(3,810-) 8.日産(3,350-) 9.スズキ(3,250) 10.BMW・ミニ他(2,450) 11.メルセデス(2,390) 12.ルノー(2,260) 13.ジーリー(2,180) 14.フォード(2,080) 15.テスラ(1,790)
輸出 1.フランス 2.ドイツ 3.日本 4.韓国 5.アメリカ 6.スペイン
輸入 1.アメリカ 2.ドイツ 3.イタリア 4.中国 5.スペイン 6.日本
※メーカー別は各傘下企業を含む
1986年にスペインがEUに加盟すると、比較的低い賃金をもとめてEU域内のドイツなど先進国からスペインへの進出がすすみ、輸出目的での生産が拡大した。2000年代になると、チェコやスロヴァキアなど東欧がEUに加盟するようになり、これまた低賃金をもとめて外資が進出したため、生産が盛んな地域がEU域内に分散した。
自動車の排ガス規制に対応するためには排ガスを触媒で浄化する必要がある。双方驚くほど高価だが、比較的安価なパラジウムは排ガス中の汚染物質がマシなガソリン車の触媒に、比較的高価な白金(プラチナ)はディーゼル車の触媒に用いられる。
先物価格は変動するのであまりアテにならないかもしれないが、2025年6月20日時点での相場は1gあたり金が約17,300円、プラチナが約6,700円、パラジウムが約5,500円。銀は200円に至らない程度。