地理の扉 地理資料集
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都心部では路面電車的な運用が行われるが、郊外では通常の電車に近い運用が行われる、専用軌道を持った交通機関。欧州を中心に発達し、現地では官民が一体となって、制度的な面でも充実している(速度や運賃制度など)。日本では富山市で初めて導入され、近年では宇都宮市で開業した。
日本の制度下ではそこまで速度を出せない課題はあるが、乗り換えなしで近郊と都心部を移動でき、車体は低床化が図られていて高齢者でも利用が用意であるなど、利点も大きい。さらに、パークアンドライドやコンパクトシティといった政策とも相性が良く、いわば逆・モータリゼーションを進めて中心商店街を活性化させる機能も期待できる。
一般的な鉄道よりも小型な車体で安価に導入・運用できるうえ、バスよりも輸送能力が大きく(化石燃料を使用しないため)環境負荷も小さい。