地理の扉 地理資料集
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(ブリタニカ電子版より、米印の注釈は筆者が付記。雨季・乾季のある地域の湖沼の面積は大きく変動することがあるのに注意)
カスピ海(38.6万㎢)
スペリオル湖(8.2万㎢)
ヴィクトリア湖(6.9万㎢)
ヒューロン湖(5.9㎢)
ミシガン湖(5.7万㎢)
タンガニーカ湖(3.2万㎢)※世界で二番目に深い(-1471m、首位のバイカル湖は-1741m…覚えやすいのではないだろうか)
バイカル湖(3.1万㎢)
グレートベア湖(3.1万㎢)※カナダ北部
マラウイ湖・ニャサ湖(2.9万㎢)アフリカで二番目に深い
グレートスレーブ湖(2.8万㎢) ※北米で最も深い(600mほど)
北から:ヴィクトリア湖、タンガニーカ湖、マラウイ湖
現地では「HOMES」と覚えるらしい。ヒューロン湖、オンタリオ湖、ミシガン湖、エリー湖、スペリオル湖。
北極海方向に国境が広い分、我々が知る以上に様々な水系があるのは事実だが、概ね東からドニエプル川流域、(ドン川流域)、ヴォルガ川流域、オビ川流域、エニセイ川流域、レナ川流域、アムール川流域に大分できる。あとは沿岸の小河川(といっても日本の感覚だと十分に大河川だが)の存在を頭に入れておけばロシアの河川は網羅したことになる。
ops! nothing now...
江戸時代以降の河川改修で、明治19年までに天井川化。1982年に開始された河川の付け替え工事(放水路の建設)は1992年に直轄化され、2002年に竣工した。2011年頃から始まった跡地公園の計画も2017年に完了、オープンした。
跡地公園には、防災ステーションとしての役割のほか、ビオトープや中山道の渡し場の再現など学習の場としての役割も付与されている。付近には、ヨハネス・デ・レーケが指導した、選奨土木遺産でもあるオランダ堰堤が存在する。
モスクワ北方の東ヨーロッパ平原から南下しカスピ海に注ぐ。欧州最長の河川。
著名な河港にハンブルクがある。河口部にはエスチュアリーが広がる。
カラハリ砂漠南方を流下し、アフリカ大陸南端の西側に流下する。2100 ㎞
ザンビアとの国境地帯に端を発し、民主共和国内を流下した後コンゴ共和国との国境を形成してギニア湾に流れ込む。アフリカ最大の流量を誇る河川で、流域が南北半球にまたがるため流量も安定している。ただし、大型船舶による内陸水運が可能なのはキンシャサ=キサンガニ間の約1700km(全長は約4700km)。キンシャサは民主共和国の、ブラザビルは共和国の首都で川を挟んだ双子都市。
カラハリ砂漠北方を中心に流域を持つ。アフリカ大陸南端の東側に流下する。世界最大の貯水量を持つと言われるカリバダムや、ビクトリアの滝があるのはこの川。2736㎞。
著名な河港にルアーブルがある。河口部にはエスチュアリーが広がる。
ローマ市を貫流し、河口部ではカスプ状三角州が発達する。賽が投げられたのはルビコン川。
著名な河港にテムズ川がある(河口部)。河口部にはエスチュアリーが広がる。
外来河川。ティグリス川の流量はユーフラテス川の1.6倍。灌漑によるオアシス農業が発達。
上流部のトルコやシリアでダムが建設されているものの、下流地域との連携はなされておらず、イラクでは河川水の減少や汚染物質の濃度上昇による水質悪化が懸念されている。
ドイツ南方のアルプス山脈中が源流で、基本的に東流するがハンガリー域内では南流する。セルビア/クロアチア国境やルーマニア/ブルガリア国境地帯も流下する。ドイツではシュヴァルツヴァルトを通過し、最終的には黒海に流れ込む。
源流部では5~10頃にコンゴ川由来の湿潤な季節風が、1~3月にアラビア半島由来の乾燥季節風が吹き、8~10月のナイル川の氾濫は湿潤な季節風に由来する。一方、ナイルデルタでは亜寒帯低圧帯が卓越する冬季のみ僅かな降水がみられる。6~8月に赤道低圧帯が卓越し雨季を迎える青ナイル・アトバラ川は流量が不安定で、エチオピアが国境付近に大エチオピア・ルネサンスダムを建設したため水利用を巡る国家間の問題が発生している。白ナイルはヴィクトリア湖を水源に持ち、比較的流量は安定している。
アスワン・ハイダムは10年の期間をかけて1970年に完成したダムで、1.発電による工業化 2.湖水面での漁業が可能に 3.洪水調節による氾濫の減少 4.灌漑による二期作・三期作の実現 などの利点をもたらした一方、1.ダムにより上流からの土砂供給量が減少し、海岸侵食が発生したうえ有機塩類が減少して漁業も衰退し、また、氾濫による栄養供給も減少した(=化学肥料の導入のための金銭的負担が増加した) 2.不十分な排水により塩害が発生し、住血吸虫なども蔓延した などの課題も生じている。
流域の河港都市にはハルツーム(スーダン|白ナイルと青ナイルの合流地点)、ジュバ(南スーダン|国土の南方)が挙げられる。南スーダン・スーダン国境地帯周辺にはスッドと呼ばれる世界有数の広大な湿地帯がある。ナイルデルタの上流部にはエジプトの首都カイロがある。6695㎞。
アフリカ北西部のギアナ山地を源流とし、暫く東流してサハラ砂漠の南端部を通り、南に流路を転じてギアナ湾に注ぐ。湿潤地帯に始まり乾燥地帯のサハラ砂漠を通過するということで外来河川の一つであり、その地域ではオアシス農業が盛んである。中流部にニジェール内陸デルタ、河口部にはアフリカ最大のニジェール川デルタが存在するが、それぞれ油田開発とサヘルが近い故の乾燥への対策が目下の課題である。
ニジェール内陸デルタは(測り方の基準が不統一なのを加味しても)白ナイル川のスッドに次いでアフリカで2番目に大きい湿地で、高低差がほとんどないため雨季には氾濫して拡大する。デルタの上流側にあるジェンネはマリの都市で、泥のモスクで知られる。ニジェール川デルタは、農耕が盛んである。4184 ㎞。
イタリア北部を流下し、流域には稲作地帯が広がる。
カンザス川とともに船運が発達し、大陸横断鉄道を利用した小麦の集散地となった。ミズーリ州とカンザス州双方岸にカンザスシティが形成され、双子都市となっている。2つを併せて「グレーターカンザスシティ」と呼ばれる都市圏を形成する。
浅瀬や滝が多く、河港が外港と結節しない。流域では自給的な稲作が盛んだが、現在は日本などのODAにより、陸路の開発(経済回廊)が進む。東南アジア最長クラスの河川。
トーマ湖やボーデン湖(瑞/墺/独)を源流とし、北海に注ぐ。両湖は天然の調整池の役割を果たすため、流量が安定しやすい。代表的な河港にバーゼルがある。モーゼル川、マイン川を支流に持つ。北海沿岸は通年寒帯前線の影響下にあるため、西岸海洋性気候となる。
著名な河港にブエノスアイレスがある(河口部)。河口部にはエスチュアリーが広がる。
アルプス山中のローヌ氷河に端を発し、瑞仏国境地帯のレマン湖を通り地中海に注ぐ。